人生の中で使える時間は限られている。
1日は24時間だが、一人ひとりの寿命は異なるのだから当然持ち時間も違う。
また健康寿命や人生イベントの諸々を考えると、自分自身が本当に好きなように使える時間というのは限られてくるのである。
限られている時間をどう使うか
では、その限られている時間をどう使うのか。
それこそは自由である。
好きなアニメやドラマといったエンターテイメントの鑑賞にあててもいいし、スポーツに興じる人もいれば、山登り、サーフィンといった自然との触れ合いに費やす人もいると思う。
ただ、ひとつ思うことは、好きでもないことに嫌々時間を費やすのだけは勿体ないということ。
少しでも学校や会社での人間関係を良くするため、人と話を合わせるために、あまり面白いと感じないドラマを延々と見たり、ゲームの協力プレイに入れて欲しくて苦手な狩猟ゲームのレベル上げを頑張ってみたり・・・
今考えると、そういうことに費やした時間は本当に無駄でしかなかったのではないかと思う。けれど、その時はそうは思っていなかった。
しかし今は、例えば特に海外のドラマなど長編のものなど、「面白そう!」と感じて見るのはともかく、話を合わせるためだけに見るのであれば、「これを見るのに何時間要するんだろう、その時間を費やしてまで自分は見たいのか?」と考えてしまうようになった。
要するに自分自身の時間の価値観が変わってきたのかもしれない。
面白いものを見つけるのにも時間がかかる
今の時代は更にコンテンツが多くなり、いろいろなものを誰もが手軽に見れるようになって、TV以外にもNetfilixとかHuluとかYouTubeとかインスタライブとか魅力的な「視聴したいもの」も増えている。
限られた時間の中でどれを選んで時間を使うかはまあまあ大事な問題でもあると思う。
少し前にファスト映画の問題が表面化したが、こういったものの視聴が伸びたりしたのも背景には世の中にコンテンツが増えすぎたというのもあるのではないかと思う。
時間は有限 優先順位をつけるしかないが・・
使える時間には限りがある。
優先順位をつけて時間を使うようにできれば理想だけれど、人間なかなかそうはいかない。
やらなければいけないことが多すぎたり、やらないといけないことがわかっていてもなかなか手を付けられなかったり。
後から思えばもっと違う時間の使い方をすればよかったと後悔したり。
なかなか思い通りにはいかないもの。
時間の効果的な使い方
それでもどうにかうまい時間の使い方はないかと思った時におすすめなのがポモドーロ法。
時間管理術のひとつで、ポモドーロ・テクニックとかポモドーロ時間術とも言われている。
1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された方法で、25分の作業と短い休憩がワンセットとなり、このサイクルをポモドーロという。
25分というのがまた絶妙。楽しい時、集中している時だとあっという間に過ぎる。
この「ちょっと足りない」ぐらいがいい。
疲れてしまうと、楽しいことも勉強も続かない。
これは勉強だけではなく、家事でもいい。
また、25分はそれよりも短くてもいい。
応用的に使っているのは、10分集中して片付け!とか、20分だけ読書!とか。
時間を決めて集中して、必ず休憩をはさんでまた集中する。
そして、休憩は必ず休憩する。
ゲームや漫画を読むなどやりだすと長くなるものは休憩ではない。
それは集中の方に入れた方がいいものである。25分漫画を読む・5分休憩・25分参考書を読むでもいい。5分休憩で漫画を読むつもりが1時間経っていたよりずっといい。
そう思うのも、今やりたいことが多すぎて、時間に追われてしまっているからではないかと思う。仕事に必要な資格であったり、興味があることの勉強であったりと、どれもちゃんとしたまとまった時間が必要なものばかりなので、なかなか身につかない焦りからそんなことを思うのかもしれない。
スキマ時間を使って応用してみる
慣れてくると、5分でできるもの、10分でできるもの、25分必要なもの、ちょっと長めの30分欲しいものなどと必要な時間がわかってくる。
そうなると10分のものをふたつやったら休憩!とか、ちょっと空き時間があるから5分のものをやってしまおう!という使い方ができてくる。
時間がかかるものは分解してみる
面倒くさいと思うほど時間のかかるものは、分解してみるのもおすすめ。
例えば部屋の片づけ、「5分でできそうな〇〇を片付けるだけやろう」とか、
見たいけれど長すぎる映画とか、「30分だけ観て、続きはまた明日30分観よう」とか。
ダラダラしたければ、20分だけダラダラする!とか。
時間を区切ってみると、人生のスキマ時間、結構使える。
専用タイマーなんかを使ってもモチベーションがあがるかも。
何事も工夫って大事。