温泉旅館などで、浴衣を着る時にいつも悩みませんか?
どっちが上だったかな?と。
私も毎回毎回浴衣を着る機会があるたびに迷っていましたが、覚えやすい方法を知ってから間違えることがなくなりました。
その浴衣の合わせについて覚えやすい方法についてご紹介します。
これはぜひ同じように悩んでしまうあなたに読んでほしい記事です。
浴衣のあわせ 覚え方①
上記、ウサギのイラストを見てください。
襟元がy字ですよね。
相手から見て、y字になるのが正解です。これは男性も女性も同じです。
絵柄を花火大会にしていますが、温泉旅館の浴衣ももちろん同じです。
浴衣のあわせ 覚え方②
映画やドラマなどで、着物の胸元に紙や封筒などのモノを入れるシーンを見たことはありませんか?
y字で合わさるように正しく着ると、右手があわせの部分にすっと入ります。
右利きの人は利き手が入れやすい方と覚えましょう。
y字だけで覚えると、鏡などを見て間違える場合がありますので、この「右手が入る」も覚えておくとよいでしょう。
浴衣のあわせ 覚え方③
「左前」という言葉を聞いた事はありますか?
死装束(しにしょうぞく)といって、亡くなった方に着せるものがあります。
日本では浴衣のような和装で、通常着る和装とはあわせが逆になります。
その死装束が「左前」なのです。
浴衣のあわせ方を間違えると亡くなった方が着る着方になってしまうのです。
じゃあ、左前の「前」って?と、いうところがわかりにくいですよね。
手前(身体側)なのか、前に来る(外側)なのか。
この「前」は身体側を指します。
左側を手前(身体側)にして着ると、①のy字になりませんし、②のように右手がすっと合わせ部分に入らないですよね。
私たちが浴衣を着るときは、右側を手前(身体側)にします。
そうすると、①のy字にもなり、②のように右手がすっと合わせ部分に入りますよね。
まとめ
浴衣を着る時は、
・右側を前(身体側)にして着る
・襟元が相手から見てy字になる
・右手があわせ部分に入れやすい
この3点を覚えておけば、どれかひとつを忘れても間違えずに着れますよ。
最近は旅先の温泉で外国人の方に着方を聞かれたこともありました。
日本人のたしなみとしてぜひぜひ知っておいて損はないですよ!