山岳リゾートの代名詞と言っても過言ではない「上高地」
観光・散策・トレッキング・登山と様々な楽しみ方ができることから近年更に人気急上昇中の上高地
私も大好きで過去何度も訪れています。
その経験から上高地の楽しみ方を紹介します。
上高地はどこにある?
上高地があるのは、長野県松本市。
松本駅から電車とバスで1時間45分ほどの場所にあります。
上高地の中心的な場所「河童橋」の地図がこちら。
中部山岳国立公園の一部であり、マイカーでのアクセスが規制されています。
そんな山岳リゾートは、空気は綺麗・水や食べ物は美味しい・景色は絶景!
遠い人でもぜひ1度は訪れて欲しい場所なのです。
上高地の魅力 上高地のおススメ
上高地は魅力だらけ。
よくバスツアーなどで「上高地に2時間滞在」なんてコースもありますが、2時間じゃとても足りないぐらいです。
でも滞在時間にあわせて思う存分満喫してほしい!
だからこそ、ここでご紹介するスポットを是非チェックしておいてくださいね。
上高地の景色 河童橋
何といっても大人気なのは、河童橋からの眺め。
河童橋は梓川にかかる吊り橋で、上高地の中心的スポットです。
上高地に来たら、この橋を見ない・渡らない人はいないでしょう。
吊り橋といっても、ほとんど揺れませんし、高さもないので高所恐怖症の私でも悠々と渡れます。
河童橋からの眺めも良いですが、河童橋も含めた景色も大好きなので、まだ誰もいない早朝に撮ってきました。
バスが着く時間になると次第ににぎやかになります。ガスも上がって、山の稜線が見えるようになりました。
この日は数日前から雨が続いていて、この日もちょっと雨でしたが、雨でもこの水の綺麗さ。流れる川は梓川です。
何といっても水が綺麗で、空気も澄んでいます。そして山岳地域なので、夏でも涼しくて快適。晴れた日は山の上の方までが一望できるのが最高です。
上高地でおススメのカフェ
河童橋周辺には宿が立ち並んでいます。
その宿がショップやカフェもされているので、爽やかな空気の中、お土産を選んだり、ティータイムを楽しむことができるのです。
中でも人気なのが、河童橋をはさんで並び立つ「白樺荘」と「五千尺ホテル」
上の写真で、河童橋の先に建っているのが、白樺荘です。
白樺荘のカフェ
早朝なのでお店はまだ開いていません(写真左部・シャッター)
お店(売店)の前には机と椅子のカフェセットが出されるので、ヨーグルトや上高地コロッケなど、売店で買ったものをゆっくり座って味わうことができます。
売店だけではなく、本格的なカフェもあります。
上の写真は、ホテルの入り口ですが、カフェはホテル内にあります。
室内カフェの他、オープンカフェもあって心地よい雰囲気です。
この写真を取った時間は雨が降っていたので、テラス席は使われていませんでしたが、晴れていたら気持ちいいこと間違い無し!の景色。
上高地帝国ホテルのロビーラウンジ
カフェでもうひとつお勧めなのは、上高地帝国ホテルのロビーラウンジ。
可愛い赤色の屋根が目印の帝国ホテル。
車寄せから入って真正面にロビーラウンジがあります。
おいしそうなメニューに目移りします。
フォレノワールと季節のフルーツショートケーキ。
フォレノワールは毎回食べる上品な美味しさ。季節のフルーツショートケーキは、7月はマスカットでした。美味しい。
上高地帝国ホテルにランチで訪れる場合は、レストランアルペンローゼの「信州産地卵のオムライスとハッシュドビーフ」もお勧めです!イチオシ!
滞在時間別 おすすめコース
滞在時間別におススメのコースをご紹介します。
所用時間ギリギリはあまりおススメしない(焦って動き回るのは怪我の元!)ので、余裕をもったプランニングです。
2時間上高地に滞在するなら お茶&お散歩散策
河童橋・田代橋間をぐるっと1週するコースです。歩くだけなら所要時間1時間もかかりません。
立ち止まって川や野花を眺めたり、お茶をしたり、お土産を見ることも考えて、2時間ぐらいあるとゆっくり楽しめるのではないかと思います。
Start:上高地バスターミナル
↓
河童橋を渡って梓川右岸へ
↓
白樺荘・THE PARKLODGE上高地(旧五千尺ロッジ)・西糸屋山荘などのカフェで休憩
↓
梓川を眺めながら下流へ
↓
ウェストン碑
↓
穂高橋・田代橋を渡って梓川左岸へ
↓
梓川を眺めながら上流へ
↓
河童橋周辺またはバスターミナルでお土産選定
↓
上高地バスターミナル
3~4時間上高地に滞在するなら お茶(または昼食)&軽いトレッキング
少し時間がある場合におススメなのは「明神池」や「大正池」
とはいえ、どちらも片道2時間ほどかかるので、3~4時間というのは実は一番微妙なところ。
なので、3~4時間であれば、片道バスを使うという方法が取れる「大正池」がおススメです!
Start:大正池 (上高地BT行きの途中下車をするか、上高地BTからバスで大正池に行きます)
↓
自然研究路
↓
田代池
↓
田代橋・穂高橋
↓
ウェストン碑
↓
白樺荘・THE PARKLODGE上高地(旧五千尺ロッジ)・西糸屋山荘などのカフェで休憩
↓
河童橋
↓
上高地バスターミナル
時間いっぱいに詰め込まず、さわやかな風を感じながらゆったりお茶をするぐらいがちょうどいい過ごし方です。
リニューアルしたお洒落なカフェが立ち並んでいるので目移りしそうです。
田代橋付近では、野生のアナグマに遭遇。
ウェストン碑あたりではクマの目撃もあるので、散策でも野生動物には注意しましょう。
4~5時間上高地に滞在するなら しっかり散策 明神池コース
前述した通り、明神池は片道2時間ほど見ておいた方が良いコースです。
明神池へ行くルートは右岸コースと左岸コースがあり、どちらから行ってもいいですが、行きと帰りと違う道で違う雰囲気を是非楽しんでください♪
Start:河童橋
↓
梓川右岸コース(白樺荘側)
↓
嘉門次小屋・山のひだや
↓
明神池
↓
明神橋
↓
明神館
↓
梓川左岸コース
↓
上高地ビジターセンター
↓
河童橋
↓
上高地バスターミナル
4~5時間と書きながら、私自身はこのコースで嘉門次小屋で1時間もまったり休憩してしまったり(強い雨が降り出したので雨宿り)、上高地ビジターセンターで鳥の鳴き声の違いを楽しんだりしすぎて6時間ぐらいかかりました。
徳澤・横尾・涸沢 本格的トレッキング・登山が好きな人におススメ!
徳澤、頑張って横尾ぐらいまでが日帰りトレッキングコースといったところでしょうか。
徳澤は往復6時間コース。休憩もしっかり入れると7~8時間は欲しいコースです。
横尾は往復7~8時間コース、休憩もいれると8~9時間は欲しいコースです。
涸沢は途中山小屋に泊まりながら1泊2日で行きたいコースです。
涸沢までは、上高地バスターミナルから片道6時間半かかるので、明神・徳澤・横尾あたりで泊まって、翌日涸沢を目指したり、涸沢まで一気に行ってしまって、涸沢で1泊して戻ったり、更に奥穂高や北穂高を目指したりと様々な楽しみ方ができるのも上高地の魅力です。
旅の拠点は上高地バスターミナル
上高地はマイカー規制があるので、許可車両以外は入れません。
必然的に一般の私たちはバスで上高地に入ります。
その上高地の拠点となるバスターミナルには、トイレやお土産屋さん、レストランの他、荷物の一時預かり所もあります(数日預かりも可)
大きな荷物は預けて、バックパックに必要な装備だけ詰めてトレッキングや登山という人には一時預かりはありがたい!
私も旅の最終日はキャリーバックを預けてトレッキングに出かけました。
上高地旅行のモデルプラン
参考までに直近の上高地旅のプランをご紹介します。2泊3日で行ってきました。
大阪からの行き方の参考にもどうぞ。
1日目 長旅の後、軽く散策
大阪発
電車:新大阪→名古屋【新幹線】
名古屋→松本【特急しなの】
松本→新島々【アルピコ交通】
バス:新島々→上高地バスターミナル【アルピコ交通】
大阪から上高地は軽く5時間半~6時間半(乗り継ぎ次第)ほどかかります。
昼過ぎに到着。
宿泊の白樺荘にチェックイン。
荷物を置いて、河童橋周辺散策。
お向かいの五千尺ホテルで河童橋コロッケ(わさび味)をいただきました。
夕食は白樺荘の和風バイキング
大浴場で長旅の身体をほぐして早めにゆっくり休みます。
2日目 足を延ばして明神池へ
2日目は朝から雨。梓川右岸を下流に向かって散策。
一旦ホテルに戻って休憩をした後、雨がやんできたので、明神池へ出発。
右岸コースの方が木道で雨の後でも歩きやすいというアドバイスをいただき、右岸からスタート。
梓川はかなり増水して勢いも増していましたが、それでも水が澄んでいたのが驚きでした。
森林の中を進んでいるとまた雨。
引き返す人もいましたが、進みます。
明神池の手前、嘉門次小屋に到着。雨ですっかり気温が下がって肌寒かったので、温かいお蕎麦と岩魚の塩焼きをいただきます。
1時間ほど休憩をしても雨がやむ気配もなく、意を決して明神池へ。
明神池は池自体が奥穂高神社奥宮のご神域。拝観料は300円です。
桟橋の先には数年前にはなかった参拝所ができていました。
おすすめのパワースポットです。
明神池の後は明神橋を渡り梓川の左岸へ。
左岸コースから帰ります。
上高地明神館(写真右手)に立ち寄り、あったかいココアをいただきました。
ここは徳沢へ向かう人の通過点でもあるのですが、雨でも多くの人が徳沢方面に向かっていました。
帰りは梓川左岸コースを選択。途中上高地ビジターセンターで小休憩をして河童橋エリアに戻りました。
3日目 大正池と帝国ホテル周遊
最終日は白樺荘チェックアウト後、上高地バスターミナルで荷物を預け、大正池を目指して歩きます。。
田代橋→田代池→田代湿原→大正池
大正池→上高地帝国ホテル(休憩)→上高地バスターミナル
上高地帝国ホテルではケーキセットをいただき、ゆったり休憩。
上高地バスターミナルではソフトクリームを食べながらもう一度休憩。
帰りのバスの時間(14時半ごろ)までしっかり満喫することができました。
上高地の服装は?
上高地の7.8月は東京・大阪の5.6月頃の気温です。
朝晩は特に涼しいので、半そでの上に長袖の服+ウィンドブレーカーなどがあると重宝します。
特に山は急に雨が降ったりもするので、防水タイプのウィンドブレーカーは持っておくのがおススメ!
紅葉が始まる9月~11月は上着が必携。
初秋は薄手のダウンやフリース。晩秋は厚手のダウンを用意しておきましょう。朝晩は特に冷え込みます!
上高地の閉山は11月15日ですが、11月の朝方は氷点下になることも。しっかり防寒対策が必要です。
足元は軽い散策ならスニーカー、2,3時間以上のトレッキングならトレッキングシューズがおすすめ。
出来れば防水・撥水タイプで足首まで守ってくれるタイプの靴が安心です。
トレッキング用靴下は現地調達もできますが(上高地の売店でお洒落なデザインのものを売っています)靴だけは事前に履きならして行くのがベストです。
しっかり準備して良い旅を!
個人旅行もよし、ツアーでも良し。
色々な楽しみ方ができる上高地は何度行っても飽きません。
≪国内旅行≫リピーター続出!クラブツーリズムの大好評ツアーはこちら
上高地はリゾート地として施設はしっかりしていますが、それでも山岳地帯です。
事前に下調べをして楽しいひとときをお過ごしくださいね!